今回取り上げるのは注目されている若手４人衆ではなく、戦力外候補の４人衆です。岩尾、豊田、藤原、岡本洋の４人衆です。逆に彼らが戦力外候補になるというのはそれだけ右投手が充実してきているとも言えますが、これまでの明らかな戦力外投手とは違い、彼らは実力ある右腕です。岡本洋は伊原監督就任当初はローテの一角でしたし、岩尾はセットアッパーで三振記録も作りました。豊田は故障でチャンスを失いましたし、藤原は２軍ではエース格です。彼らは節目の３０前後、いずれかが野球を止めなければならないでしょう。今年の中継ぎには欠かせない、大石と小石ですが、彼らも昨年の今頃は戦力外候補の一人だったわけですが、クビを覚悟で望んだシーズン結果を出し、なくてはならない地位を手にいれました。これから期待される若手に比べて、彼らはチャンスは少ないでしょう。でもそのチャンスを生かしてこそ生き残れます。力はある。壊れてもいいからやりきる覚悟が彼らには必要。この４人衆の誰かがローテにいたら、それこそ西武は上位浮上しているでしょう。